加藤プラチナクリニックは、
世界で唯一、脳のMRIを使って得られる脳科学のエビデンスに基づき、
一人ひとりの脳の成長をサポートする医療を提供しています。

脳は「成長する力」をもつ

「脳は生涯成長し続ける」事実を、臨床医療や日米での脳研究を通じて確認してきました。
脳は生まれてから現在に至るまで、様々な影響や経験により形を変えて成長しています。

脳の成長理論

1. 脳はいくつになっても成長する
2. 脳は脳番地ごとに成長する
3. 脳の成長はスペクトラムを示す

1. 

   脳はいくつになっても成長する

   

   「脳はいくつになっても成長する」と言える理由は、MRIを用いての脳画像診断で脳の成長を確認してきたからです。
   国内外の1万人以上（胎児から100歳以上の超高齢者）に及ぶ脳画像の読影からの診断や治療、健康な人から認知症、重度の障害をもつ人まで様々な脳の機能と成長に関する研究から、脳の成長と老化の仕組みを確認してきました。
   脳は最初から何かができる能力を備えている訳ではなく、出来ないことが出来るようになる過程で成長し、能力を獲得していきます。幼少期だけでなく、大人になってもこの脳成長原理は継続するため、脳は生涯成長していきます。

2. 

   脳は脳番地ごとに成長する

   

   「脳番地」とは、場所ごとに働きが異なる事実から機能別に分類した総称です。
   人間の脳には1,000億個以上の神経細胞があり、部位と機能に対応した脳番地があります。
   脳番地は、左脳・右脳合わせて約120あり、機能ごとに大きく8つの系統に分類できます。

   脳は、この8つの脳番地ごとに成長していきます。

   1. 思考系脳番地：思考・判断に関する脳番地
   2. 感情系脳番地：感性・社会性に関する脳番地
   3. 伝達系脳番地：話したり伝えることに関する脳番地
   4. 理解系脳番地：物事や言葉を理解することに関する脳番地
   5. 運動系脳番地：体を動かすことに関する脳番地
   6. 聴覚系脳番地：耳で聞くことに関する脳番地
   7. 視覚系脳番地：目で見ることに関する脳番地
   8. 記憶系脳番地：覚えたり思い出すことに関する脳番地

3. 

   脳の成長はスペクトラムを示す

   

   約35年前に脳画像研究を始め、脳は胎児がお母さんのお腹の中にいる時から発達し、生まれた時でも一人ひとり脳発達に違いがあることが分かりました。この世に生まれてからも毎日成長しており、一人の人間として生涯連続した脳の成長や変化を起こしながら、個性的でオンリーワンの脳になっていることが独自の国際特許技術を用いた脳画像診断で明らかになりました。 脳の成長や発達には、個々人にバリエーションが存在しており、加藤脳科学では一人ひとり違った脳の発達過程を「脳発達スペクトラム（または脳成長スペクトラム）」と命名しています。

   脳は親からの遺伝や器質的なものだけで、その人の一生が決まる訳ではありません。
   経験や教育、トレーニングなど、脳細胞が外部の影響を受け一人ひとり違った脳の成長をしていきます。
   日々の経験によって成長し、目的を持ったトレーニングを行えば脳に反映され、新たな成長を生み出していきます。