ADHD専門外来
発達障害の中でもADHDに特化した脳画像診断、脳強化外来を行っています。
ADHDではないかと心配な子どもから大人の診断・治療を行っています。
他院で具体的なアドバイスがなく、ADHDでお困りの方のご相談も承ります。
ADHDとは
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、発達障害の1つの症状です。
不注意・多動性・衝動性の3つの症状のいずれかを持ち合わせています。
-
不注意
注意散漫
整理整頓が苦手
忘れ物が多い -
多動性
落ち着きがない
感情の起伏が激しい
過剰なおしゃべり -
衝動性
短気
思い付きの行動
多動性や衝動性がなく、外見的にはおとなしく見えるタイプは不注意が主たる症状であるADD(注意欠陥障害)を見過ごされ、
診断が遅れることがあります。
特に女性の場合は多動性が顕著でないことが多く、気がつかずに放置されているケースが少なくありません。
ADHDコンプレックスについて
ADHDは、その問題だけでなく「ADHDコンプレックス」と呼ばれる、併存する精神疾患や不眠症、うつ病、依存症を併発していることが大きな問題です。
ADHD単独は10~20%ほどと考えられ、8割がADHDコンプレックスであると言われています。
複数の疾患が併存することで、背後にADHDがある事が診断されず、うつや睡眠障害だけの治療を行ってもADHDの根本的問題が解決されないため、治療が長期化します。
また、ASD(自閉症スペクトラム障害)のみと診断されて、ADHDを見逃し改善しないケースもあります。
- 併存する複合疾患
- 自閉症スペクトラム、限局性学習障害、睡眠障害、うつ病、不安障害、強迫神経症、統合失調症、
双極障害、聴覚情報処理障害、発達性協調運動障害、反抗挑戦障害、素行障害、ストレス性疾患、
依存症(薬物、たばこ、アルコール、ギャンブル、ゲーム、スクリーン、スマホ、動画サイト など)
脳画像から読み解く
ADHDコンプレックス
今でこそ、ADHDは脳の問題と言われるようになりましたが、脳の発達の問題とは長い間考えられてきませんでした。ADHDを脳の問題と定義した今でも、心理検査や医師の問診だけの診断を頼り、脳を見ない診断や治療が行われています。
ADHDは、複雑な脳の状態が組み合わされています。その複雑な脳を読み解く唯一の方法が「加藤式 脳画像診断法」です。
1万人以上の脳の診断・治療の実績から、MRI画像で脳を見れば、ADHDコンプレックスによる脳の状態を見分けることができます。限局性学習障害や聴覚処理障害、うつ病など、併存疾患を脳から見つけることが可能です。
脳の強みと弱みを
脳画像診断する意義
これまでADHDは弱み部分にのみフォーカスされ、強みを活かす診断と治療がなおざりになっていました。
脳画像から正しく評価すると、強みを脳から発見できるだけでなく、本人や周囲が弱みと捉えていた症状も、必ずしも弱みと言えないケースが少なくありません。
脳画像診断では、強みの脳番地を診断することで、弱みの脳番地に対する治療だけでなく、本人の良さや強さを伸ばし、活かしていけるアドバイスを行っています。